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make me smile jazz orchestra (mmsjo) は
Mel Lewis Jazz OrchestraおよびThad Jones-Mel
Lewis Jazz Orchestraのナンバーを中心に演奏するビッグバンドで、1995年の初ライブ以来、とてもゆっくりしたペースで活動しています。
【ビッグバンドとは?】
多数の管楽器を主体として編成されたジャズバンドのことをいいます。
ドリフターズのコントが終わって背景の大道具が取っ払われるとき、舞台袖から登場する歌手のバックで演奏していたアレです。
その編成は、trumpet(4名)・trombone(4名)・saxophone(5名)の管楽器陣に、drums・bass・pianoのリズムパート(俗に「リズム隊」と言われます)1名ずつを加えた計16名というのがオーソドックスですが、人数はバンドによってまちまちです。guitarやpercussion、ときにはfrench
hornやtubaなどが入るものもあります。
それぞれの楽器が個別のパートを演奏するので、Jazz
Orchestra などと呼ばれることもあります。また、少人数のバンドに対して楽器がたくさんあることからかフルバンド(full
band)または略して「フルバン」と称されることもあります。
昔むかしは、もっぱらダンスの伴奏専門だったようですが、Duke
EllingtonやCount Basieといった著名なリーダーによるものを先駆けとして、バンドのアレンジとその演奏そのものが楽しまれるようになり、ジャズの演奏スタイルの進化を背景に、1950年代ころからは作編曲に一工夫凝らした多種多彩なビッグバンドが登場するようになりました。このようなビッグバンドを、それまでと区別してモダン・ビッグバンドと呼ぶこともあります。Thad
Jones-Mel Lewis Jazz Orchestraは、そのようなモダン・ビッグバンドの中でも代表的な位置を占めるビッグ・バンドだといわれています。
(text by 森大輔/corrected by 小枝克寿&和田裕司 2005/01/17)
【Thad Jones-Mel Lewis Jazz Orchestraとは】
Thad Jones(サド・ジョーンズ)という黒人トランペッターとMel
Lewis(メル・ルイス)という白人ドラマーの2人がリーダーとなり、ニューヨークの新進気鋭のミュージシャンを選りすぐって1965年に結成されたビッグバンドで、Thad
Jones-Mel Lewis Big Bandとも呼ばれます
Count Basie Orchestraなどで活躍したThad Jonesは、個人のプレイヤーとしてもとても有名なトランペッターですが、その作編曲能力にも卓越したものがありました。
一方Mel Lewisは、ロサンゼルスを拠点とするStan
Kenton Big Bandで活躍していたドラマーです。
この2人が意気投合してビッグバンドを作ったわけですが、その演奏の新規性・独創性たるや、当時の常識を覆すものがありました。
文章で説明するのはとても難しいのですが、要するに「黒人/白人」「ニューヨーク(東海岸)/ロサンゼルス(西海岸)」という、異なるバックグラウンドが融合し、これにThad
Jonesのオリジナリティあふれるアレンジが加えられることにより、これまでとは全く違う斬新なサウンドが完成するに至ったのです。
しかも、バンドのメンバーは、それぞれ個人で十分食べていけるような強者揃い。Thad
Jones-Mel Lewis Jazz Orchestra(通称「サドメル」)は、耳の肥えたジャズ・ファンとジャズ・ミュージシャンたちに、一躍ビッグバンドの最高峰として認知されるようになりました。
(text by 森大輔/corrected by 和田裕司 2005/01/17)
【Mel Lewis Jazz Orchestraとは】
1978年のThad Jones-Mel Lewis Jazz Orchestra(「サドメル」)解散後、Thad Jonesはデンマークに渡ってビッグバンドを率いたり、Count Basie OrchestraにBasie亡き後のリーダーとして復帰したりと1986年に亡くなるまで活躍を続けました。一方Mel Lewisはサドメルのメンバーを中心としたMel Lewis Jazz Orchestraを率いて活動を続けます。
Mel Lewis Jazz Orchestraは、サドメル時代の名曲の数々に加えて、Bob Brookmeyer・Jim McNeely ・Kenny Wernerといった作編曲家による、さらに新鮮で独創的な曲を多く演奏するようになりました。
その編曲は、Thad Jonesによるものよりもさらに複雑で前衛的になりましたが、難解なのになぜかメロディアスというサド・ジョーンズの方向性はしっかり踏襲されたといえるかもしれません。
Mel Lewis Jazz Orchestraの演奏する楽曲は、緊張と弛緩・難解と平易・混沌と調和が1曲の中に集約されていて、聴いていると目の前にいろいろな情景が思い浮かび、あたかもミュージカルを観ているような錯覚に陥ります(演奏する方はたまったもんじゃありませんが…)。そんな高度の芸術性が、サドメル時代に引き続いて、もしくはそれをも上回る高い評価を呼ぶことになりました。
Mel Lewisが1990年に亡くなった後は、サドメル時代から活躍するトロンボーンのJohn Moscaらを中心に、引き続きThe Vanguard Jazz Orchestraと名前を変えて活動を続けており、ニューヨークのライブハウス「The Village Vanguard」では、現在でも毎週月曜日の夜に彼らの演奏を見ることができます。
(text by 森大輔/corrected by アイダタカシゲ&和田裕司 2005/01/17)

